韓国では5歳以下の乳幼児が家庭学習用の教材を利用したり、学習塾や習い事に通ったりして、教育費の半分近くが保育園や幼稚園以外の私的な分野に使われていることがわかりました。
これは、育児政策研究所が、全国の5歳以下の乳幼児3630人を対象に行った調査の結果を23日に公表したものです。
それによりますと、家庭学習用の教材を利用している乳幼児は32%、1英語やピアノなど学習塾や習い事に通っている乳幼児は10.8%でした。
また6.4%は文化センターを利用し、2.2%は個人やグループ指導を受けていました。
乳幼児1人にかかるこうした分野の教育費は、1か月平均14万 7 600ウォン、およそ1万4700円で、年齢が高くなるほど教育費は増えています。
これにもとづいて推計すると、韓国の乳幼児の年間の教育費は合わせて4兆9500億ウォン、およそ4950億円で、半分近い2兆2000億ウォン、およそ2200億円が保育園や幼稚園以外の私的な分野の教育費に使われていることになります。