ことしの韓国の経済成長率は、4月の旅客船沈没事故の影響などで前の予想より0.1%ポイント低い4.1%になるという見通しが出されました。
国内の銀行が共同で設立している韓国金融研究院が22日に発表した経済見通しによりますと、4月に起きた旅客船沈没事故の影響によって内需の消費が減る一方で、中国など新興国の景気後退で原油や原材料の価格が安定して輸出が増加するものとみられるため、ことしの経済成長率はこれまでの見通しより0.1%ポイント低い4.1%になるとみられるということです。
これに先立って、政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は、ことしの経済成長率について、これまでの見通しより0.2%ポイント低い3.7%になるという見方を示したほか、民間シンクタンクの現代経済研究院も、従来のより0.4%ポイント低い3.6%に下方修正しています。