韓国の中央銀行にあたる韓国銀行は、12日の金融通貨委員会で、現在の2.5%の政策金利を据え置くことを決めました。
政策金利の据え置きは、去年5月に0.25%引き下げて以来、13か月連続となっています。
これは、経済が緩やかに回復しているものの、民間消費と設備投資が低迷しているうえに、ウォン高基調が続く中で、政策金利の引き上げは韓国経済に悪影響を及ぼすおそれがあるほか、アメリカの量的緩和縮小に伴って先行きが不透明なリスクもあり、当面、見守る必要があると判断したものとみられます。
今後の政策金利については、今月5日にECB=ヨーロッパ中央銀行が政策金利を0.15%に引き下げたことや、今年に入ってからのウォン相場の上昇幅が主要国の中で最も大きいことなどから、当面据え置かれる可能性が高いとみられています。