旅客船の沈没事故をめぐって、初動の不手際に対する強い批判を受けて、辞意を表明していた鄭烘原(チョン・ホンウォン)国務総理の後任として、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、10日、韓国の大手日刊紙、中央日報の前主筆の文昌克(ムン・チャングク)氏(66)を指名しました。
これは、大統領府・青瓦台の報道官が10日、記者会見で明らかにしたもので、文昌克氏について、「冷徹な批判意識で、韓国社会の誤った慣行を正すのに尽くしてきた人物であり、今後、公職社会の腐敗や韓国社会の改革を強く推し進めていく人物だ」と紹介しました。
文昌克氏はソウル大学政治学部を卒業して中央日報に入り、ワシントン特派員、政治部長、主筆などを歴任し、去年3月から高麗大学メディア学部の教授を務めています。
国務総理の人事については、一たん指名された元最高裁判所判事の安大熙(アン・デヒ)氏が退官後の弁護士活動で、巨額な報酬を得たとして論議を呼び、わずか6日後に候補を辞退していました。
一方、空席となっていた国家情報院長の後任として、朴槿恵大統領は、李丙琪(イ・ビョンギ)日本駐在韓国大使(67)を内定しました。李丙琪氏は、ソウル大学外交学部出身で、国家情報院の前身である国家安全企画部の第二次長などを経て、去年6月から駐日大使を務めていました。