韓国の輸出に占める中国の割合いが今年に入って徐々に減っていることがわかりました。
産業資源部のまとめによりますと、韓国の輸出全体に占める中国の割合は、去年、26.1％まで上がりましたが、今年に入ってからは、１月に25％台に下がり、４月には24.7％まで下がっています。
これは、中国の景気が停滞気味になっている影響もありますが、中国政府が加工貿易の中間財に対する関税優遇措置を縮小していることが主な要因と見られています。
中間財に対する関税優遇措置について、中国政府は、内需拡大に重点を置いた経済政策に伴って縮小しているもので、韓国企業としては、中国での加工貿易のメリットが減り、その分、電子部品や繊維など中間財の輸出も減ったものとみられます。
これに伴って、中国への輸出増加率は、今年に入って４月までで1.7％増えたのにとどまり、加工貿易の中間財の輸出が多くを占めている日本も、同じ期間で2.39％にとどまっています。