雇用における男女平等が叫ばれて久しい中で、韓国の男女間の賃金格差は、OECD=経済協力開発機構の加盟国中、最低水準であることがわかりました。
これは国会の調査機関が9日、OECDの統計をもとにまとめた報告書でわかったものです。
それによりますと、韓国の一般男性の平均賃金水準を100とした場合、女性は61.0で、OECD加盟国の中では最低水準で、韓国に次いで格差の大きい日本の71.3と比較しても10ポイント以上差があります。
韓国と日本に次いで男女の賃金格差が大きい国は、フィンランド、オランダ、トルコなどで、最も格差が小さいのはハンガリーで3.9に過ぎませんでした。
調査を担当した関係者は、賃金の格差は年々縮小する傾向にあるが、女性の場合、妊娠や出産など休職する期間があり、格差が改善されない要因の一つになっていると話しています。