ことしは気温が高い日が続いた影響で牛乳の生産量が急増し、粉ミルクの在庫がここ10年あまりでもっとも多くなりました。
酪農振興会によりますと、ことし3月の牛乳の生産量は去年の同じ時期より6.2%多い19万4300トンで、6年前の2008年5月以来もっとも多くなりました。
さらに、翌月4月の牛乳の生産量は去年の同じ時期より5.5%多い19万2200トンになり、牛乳を長期間保存するために加工した粉ミルクの在庫は18万5800トンに上り、11年前の2003年以来もっとも多くなりました。
これについて酪農振興会は、ことしは気温が例年より高く、乳牛の生育がよかったうえ、飼料価格が安くなった影響で、牛乳の生産量が増えたと説明しています。