5月における韓国の消費者物価は、去年の同じ月よりも1.7%上昇し、1年7か月ぶりに最も高い上昇率だったことがわかりました。
統計庁が3日に公表した消費者物価動向によりますと、5月の消費者物価は、去年の同じ月に比べて1.7%の上昇となっています。
前の年の同じ月に比べた消費者物価の上昇率は、去年11月以降下落する傾向にありましたが、ことし3月から上昇に転じて、5月の上昇率は、おととし10月以来最も高くなっています。
物価の長期的な流れを示す、農産物と石油類を除いたコア指数は、去年の同じ月に比べて1.8%上昇しました。
また外食や旅行など個人サービスは、1.8%上昇していて、旅客船沈没事故の影響はほとんど受けなかったものとみられています。
これについて、統計庁は、「原油や農産物価格は全般的に安定しているが、去年5月の下落幅が大きかったため、相対的に物価上昇率が上昇したものとみられる」と話しています。