採用や賃金、昇進など、職場での男女間の格差は、金融、保険など専門性の高い業種で著しく表れていることがわかりました。
民間シンクタンクの現代経済研究院が職場での男女格差を調査したところ、金融業と保険業では、女性の労働者は男性労働者に比べて、月給が117万ウォン少ないうえ、勤務年数は3.3年短く、正社員の割合は全体の22%に止まるなど、格差がもっとも著しかったということです。
さらに金融業と保険業では、結婚や育児を理由に退職する女性の割合はおよそ28%で、これはすべての業種の平均である11%に比べて2倍以上高いということです。
これについて現代経済研究院は、「職場での男女の不平等は、専門的知識や学歴が必要な業種ではさらに著しく表れる傾向があるため、高度のスキルが必要ではない業種の雇用を増やすだけでは、女性の雇用状況の改善につながることは期待できない」と指摘しています。