ことし1月、韓国の大手クレジットカード会社3社から個人情報が大量に流出した事件の影響で、クレジットカードの発行枚数が減っていることがわかりました。
金融監督院が29日、まとめた資料によりますと、3月末の時点でクレジットカードの発行枚数は9540万枚でした。これに対して比較的新しい決済手段のチェックカードの発行枚数は9813万枚で、初めてクレジットカードを上回りました。
チェックカードは、デビットカードとクレジットカードの中間にあたる決済手段で、全国のクレジットカード加盟店で24時間利用でき、決済と同時に預金からお金が下ろされる仕組みです。
チェックカードの利用額も増え、全体のカード利用額の17.8%を占めました。
金融監督院は、使わなくなった休眠カードの解約が増えたことや、個人情報が流出したクレジットカード会社3社を中心に発行枚数が減ったことで、全体のクレジットカード発行枚数が大幅に減ったものと分析しています。