韓国の4月の経常収支は71億ドルの黒字で、26か月連続の黒字となりました。
韓国銀行が29日に発表した国際収支動向によりますと、4月の経常収支は71億2000万ドルの黒字となりました。
これで、韓国の経常収支は、26か月連続して黒字となりました。
黒字幅は、前の月に比べて2.2%縮小したものの、前の年の同じ時期に比べると57%増えています。
内訳を見ますと、貿易収支は、前の年に比べて輸出は10%増え、月間としてはこれまでで最も多く、輸入は0.9%減少し、106億5000万ドルの黒字でした。
韓国銀行の関係者は、「アメリカとヨーロッパの景気回復に支えられ、乗用車や鉄鋼製品などの輸出が好調で、貿易収支の黒字が増えた」と説明しています。
一方、サービス収支は、運輸部門の収支が悪化し、10億4000万ドルの赤字となっています。
ことし1月から4月までの累積経常収支は、294億4000万ドルの黒字で、韓国銀行が予測した今年の年間の経常収支黒字680億ドルの43.2%を達成しています。