韓国では、早期退職したベビーブーマー世代や雇用状況が改善しない若者などによる起業が増えていて、新たに設立された法人数が４月は7200社あまりにのぼり、月間としての過去最多を記録しました。
韓国銀行が20日にまとめて発表したところによりますと、韓国で４月に新たに設立登記された法人は7226社で、前の月より31社増えました。
これは、1998年１月以降、月間の設立数としてはこれまでで最も多くなっています。
これについて、韓国銀行の関係者は、早期退職した40～50代のベビーブーマー世代や雇用状況が改善せずに就業が難しい若年層による起業が増えて、法人の新規設立登記が増えたためと説明しています。
一方、中小企業庁の統計でも、１～３月までの新設法人は２万761社で、2003年に統計を取り始めて以来、最も多くなっています。
中主企業庁では、世界金融危機後の2008年から40～50代と20代の法人新設が増える傾向が続いているとしています。