急性心筋梗塞で11日に手術を受けた三星電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長は、術後の容体は安定していて、当面は睡眠状態での鎮静治療を続けていくものとみられます。
李会長が入院中の三星ソウル病院によりますと、脳損傷を防ぐために行った低体温治療の結果、李会長の心臓機能と脳波は安定していて、術後の容体は安定しているということです。
ただ、より安全に完璧な意識の回復を目指して、睡眠状態での鎮静治療を続けるということです。
鎮静治療は鎮静剤が用られることから、李会長が意識を回復するまでには時間がかかるものとみられています。
李会長は10日夜、ソウル市内の自宅で心筋梗塞を起こし、近くの順天郷(スンチョンヒャン)大学病院に運ばれて心肺蘇生術を受け、11日未明に三星ソウル病院に移送され、心臓の血管を広げる手術を受けたあと、低体温治療を受けていました。