韓国から海外に出かける旅行者が増えていることなどから、今年3月の観光収支も赤字で、連続22か月の赤字となりました。
韓国銀行などが2日にまとめたところによりますと、今年3月の観光収支は2200万ドルの赤字となっていて、2012年6月以降22か月連続の赤字となりました。
ただ、1月から3月までの第1四半期の赤字額は7億2000万ドルで、前の年の同じ時期に比べて35%減り、赤字幅が縮小しています。
これは、第1四半期における韓国人の海外観光支出が去年に比べて8%近く増えた一方で、韓国を訪れた外国人観光客の支出が、中国人を中心に23%増えたことが背景にあるものとみられています。
観光収支は、1998〜2000年は、通貨危機の影響で海外旅行が減り、いわゆる「不況型の黒字」となっていましたが、2001年からは再び韓国からの海外旅行客が増えて赤字が続いています。