韓国の経済状況を示す重要な指標の一つ、鉱工業生産は、3月は前の月に比べて0.9%増えて増加に転じました。
統計庁が30日に発表した「3月の産業活動動向」によりますと、韓国の鉱工業生産は前の月に比べて0.9%の増加となりました。
今年に入ってからの鉱工業生産は、2か月連続してマイナスで、3月に増加に転じたかたちになりました。
鉱工業生産が増加したのは、液晶ディスプレイや半導体、自動車の生産が増えたことが背景にあるものとみられています。
一方、食料品、自動車燃料、衣類の販売も増え、消費は前の月に比べて1.6%増えています。
また、設備投資は、運輸関連の設備投資が増えたことなどから、前の月に比べて1.5%増えました。
鉱工業生産とともに消費や投資がともに回復する動きを見せていますが、景気の先行きを示す景気先行指数は、0.3ポイント下がっていて、今後の景気の動きが注目されます。