今年に入って下がる傾向を見せていた韓国の銀行預金の年平均金利は、3月に2.6%と過去最低の水準にまで下落したことがわかりました。
韓国銀行が29日にまとめたところによりますと、銀行預金の年平均金利は、3月で2.60%となっていて、前の月より0.03ポイント低くなりました。
これは1996年に統計を取り始めて以来、最も低い水準となっています。
預金の年平均金利は、去年11月に2.62%まで下がり、12月には一時2.67%にまで上昇しましたが、今年に入ってからは再び下がる傾向をみせていました。
このうち、1年満期の定期預金の場合、平均金利は去年4月に2%台に下がって、先月は2.72%でした。
一方、銀行の貸出金利も下がり、3月の住宅担保ローンの年平均金利は3.69%で、2001年に統計を取り始めて以来、最も低くなっています。韓国銀行によりますと、銀行の保有資金が多いのに対し、資金を借りる需要が相対的に少なく、銀行が預金金利を低く抑える傾向が続いているとしています。