韓国のポップオペラのテノール歌手、イム・ヒョンジュさんが「千の風になって」の韓国語バージョンを旅客船沈没事故の犠牲者に捧げることになりました。
「千の風になって」は、作者不詳のアメリカの詩を日本の新井満氏が訳詩・作曲したものですが、旅客船沈没事故の犠牲者の追悼式などで韓国語バージョンが歌われ、ポータルサイトの検索ランキングで一時1位になっています。
イム・ヒョンジュさんはこれまで英語バージョンを歌っていましたが、このほど、日本の著作権者との間で、韓国バージョンの発売について合意ができたということで、5月1日に「セウォル号惨事の追悼曲」として披露し、音源から得られる収入は遺族のために寄付する意向だということです。
イム・ヒョンジュさんは、故金寿煥(キム・スファン)カトリック枢機卿と故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が死去した際にも、この「千の風になって」を追悼曲として捧げています。