企業の買収合併の対象地域として、アジア太平洋地域の企業の財務責任者は、韓国にも高い関心をもっていることがわかりました。
これは、バンクオブアメリカ・メリルリンチ（Bank of America Merrill Lynch）が、アジア太平洋地域の12か国の企業の最高財務責任者およそ640人を対象に調査してわかったものです。
それによりますと、最も関心が高かったのは東南アジア地域、次いでインド・南アジア地域で、韓国は回答者の17％が上げて４位でした。
去年、最も関心が高い地域となった中国は、今年は５位に下がりました。
一方、韓国企業の回答者では、68％が他の企業を買収合併する計画がないと答え、57％は負債を減らすことに力を入れると答えました。
企業の買収合併では、収益性が悪化するケースも少なくなく、世界経済の先行きが不透明な中で、韓国企業の多くは、積極的な投資よりは安全を重視する保守的な経営方針を好んでいるものとみられます。