ことし1月から3月までの第1四半期に、アメリカドルに対するウォンの下げ幅が、G20=主要20カ国の中で5番目に大きいことがわかりました。
韓国の中央銀行にあたる韓国銀行が17日に発表した資料によりますと、先月末の時点で、アメリカドル1ドルに対するウォンの為替レートは1064ウォン70銭で、1055ウォン40銭だった去年末に比べて9ウォン30銭のウォン安となっていて、ウォンが0.9%値下がりしたことになります。
G20各国の通貨の中で下げ幅が一番大きかったのは、アルゼンチンのペソの18.5%で、次いでロシアのルーブルが6.2%、カナダドル3.9%、中国の人民元2.6%の順でした。
第1四半期のドルに対するウォンの日中平均変動幅は4ウォン90銭、前日に対する平均変動幅は3ウォン80銭で、去年第4四半期のそれぞれ3ウォン40銭と2ウォンに比べて拡大しています。
これについて韓国銀行は、一部の新興国の通貨が急落し、人民元の為替レートの変動性が拡大したためと分析しています。