北韓の金正恩(キムジョンウン)第1書記の叔母で後見人でもあった金敬姫(キム・ギョンヒ)党書記の姿が、ことし2月以降、北韓の記録映画から削除されていることがわかり、韓国統一部では、「引退したものとみられる」との見方を示しました。
これは統一部の当局者が17日、明らかにしたものです。
それによりますと、去年12月12日に初めて放送された、錦壽山太陽宮殿の開館式の記録映画で、画面に写っていた金敬姫氏の姿が、最近、再放送された分では削除されていたことがわかったということです。
これについて、この当局者は、金敬姫氏は引退したものとみられ、粛清されたかどうかについてはさらに確認が必要だとしています。
政権のナンバー2で夫でもあった張成沢(チャン・ソンテク)氏が、去年12月に粛清されたことに伴って、金敬姫氏も引退したものと受け止められています。