偵察用と見られる小型無人機が韓国で墜落しているのが相次いで見つかった問題で、韓国の国防部は11日、「無人機は北韓のものであることが確実」とする調査結果を発表し、機体を公開しました。
韓国では、先月24日から今月6日にかけて、東部の江原道(カンウォンド)三陟(サムチョク)市、韓半島の西の海、西海の北方限界線付近の白翎(ペクリョン)島、それにソウル郊外の軍事境界線に近い京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市で合わせて3機の無人機が見つかっています。
国防部では、3機の無人機を回収するとともに、合同調査団を結成して飛行体の特徴や搭載されていた装置などについて、詳しく調べを進めていました。
これまでの調べで、まず、3機の無人機は、韓国、アメリカ、日本、中国、チェコなど複数の国の部品で製作されていて、これらの製品には部品の名前やメーカー、製造番号などが記されていましたが、追跡できないようにするために製作過程で故意に消しているということです。
また、坡州で見つかった無人機については、燃料タンクの大きさなどから、航速距離は200キロとみられ、北韓以外の周辺国から飛行してきた可能性はないほか、無人機からは、韓国国内に登録されていない指紋6個が見つかったということです。
合同調査団では、無人機の離陸地点が入力されていると思われるGPS=全地球測位システムの座標についてはまだ解読できていないということで、専門家らによる調査チームを立ち上げ、GPSなどの精密分析を進めることにしています。
国防部では、最終的に北韓のものであることが判明した場合、休戦協定違反として国連軍を通じて北韓に強く警告するとともに、国際社会と協力してあらゆる手段で断固対応していくことにしています。