今月28日から東京で開かれる世界卓球選手権大会団体戦に出場するため、北韓のチームが26日、日本入りすることがわかりました。
これは、在日本朝鮮人総連合会の関係者が2日、韓国の日刊紙「京郷新聞」との電話インタビューで明らかにしたもので、北韓の卓球選手団13人は、26日に日本入りし、来月6日まで日本に滞在する予定だということです。
また、大会組織委員会は2日、聨合ニュースとの電話インタビューで、「北韓から参加の申し込みがあり、現在、外務省と法務省がビザを発給するかどうかを審査している」と話しています。
日本政府は、北韓に対する制裁措置の一環で、北韓国籍者の入国を原則として禁じていますが、今回は、入国の目的が純粋なスポーツ大会への参加であることや、先月30日の日朝政府間交渉で、北韓が対話の姿勢を示していることなどから、選手団の入国を認める可能性が高いとみられています。
今大会で、韓国と北韓の男子代表チームは、台湾、スウェーデンなどと並んで予選D組に入っていて、北韓チームの大会参加が実現すれば、5月1日に南北が対戦することになります。