アジア開発銀行は１日、2014年のアジア地域における経済見通しを発表し、アジア太平洋地域45か国の成長率を6.2％と予測しました。
アジア太平洋地域の経済成長率について、アジア開発銀行は、去年12月に発表した予測で6.0％としていましたが、0.2ポイント上方修正しています。
このうち、韓国の経済成長率は3.7％としていて、去年12月の時点より0.2ポイント上方修正しました。
また、中国は7.5％とし、去年12月の予測7.7％から0.2ポイント下方修正しました。
さらに、インドについては、経済成長率は5.5％とし、去年12月の時点の4.7％から上方修正しました。
アジア開発銀行は、アメリカの金融緩和策の縮小に伴う影響、先進国の景気回復の遅れ、中国経済の成長鈍化の恐れなど、リスクは残っているものの、域内各国の大半は経済的基盤が強化されて、リスクは緩和されているとして楽観的な見方を示しました。
また、中国経済については、伸び悩むとしながらも、先進国の景気が回復するのに伴い需要が増えてそれを補うだろうと予想しました。