三星電子と現代自動車の売り上げの合計が、韓国のGDP＝国内総生産に占める割合が22.1%と、５分の１を超えていることがわかりました。
韓国銀行と金融監督院が31日に発表した資料によりますと、三星電子と現代自動車の去年の売上の合計は316兆10億ウォン、およそ30兆円で、GDPの22.1％を占めました。
三星電子と現代自動車の売り上げ合計が韓国のGDPに占める割合は、2010年に17.5％だったものが、2011年18.2％、2012年20.7％と、年々増え続けています。
また、株式市場における三星電子と現代自動車の時価総額は、３月27日時点で、三星電子が196兆3500億ウォン、およそ19兆円、現代自動車の時価総額は54兆1900ウォン、およそ５兆2300億円で、合わせますと、全体の時価総額の19.1％に相当しています。
韓国の代表的な大企業の売り上げがGDPの大きな部分を占めているのは、韓国経済が大企業に依存していることを示すもので、その反作用を憂慮する指摘も出ています。