菅義偉官房長官が伊藤博文元首相を暗殺した独立運動家、安重根義士は「テロリスト」だとしたことについて、韓国外務省は30日、論評を発表し、「常識以下の言動であり、嘆かわしい」と非難しました。
菅義偉官房長官は29日のテレビ番組で、オランダ・ハーグにおける23日の韓中首脳会談で、両首脳が中国に安重根義士の記念館が開設したことを評価したことに関連して、「日本で言えば犯罪者、テロリストの記念館」との認識を示しました。
これに対して、韓国外務省は、論評を発表し、村山談話は、植民地支配と侵略でアジアの国々に多大な損害と苦痛を与えたとしているとしたうえで、「伊藤博文こそ植民地支配と侵略を統括した元凶で、安重根義士を非難することは、植民地支配と侵略を謝罪した村山談話を否定することだ」と指摘しました。
また、安倍首相が14日に河野談話を修正しないと発言したことに関連して、「数日後には、自民党総裁特別補佐が河野談話の修正可能性を示唆し、文部科学相は村山談話と河野談話は政府の統一した見解ではないと発言するなど、安倍内閣の歴史認識がどのようなものなのか反問せざるを得ない」として、批判しました。