世界の半導体市場のシェアで、韓国が去年16.2%を占め、日本を抜いて初めて2位となりました。
これは、産業通商資源部が、半導体市場調査会社のアメリカの「iHSテクノロジー」の資料を引用して、24日、明らかにしたものです。
それによりますと、韓国メーカーの半導体販売額は去年、515億1600万ドルで、市場シェア16.2%を占め、13.7%の日本を抜いて世界2位となりました。
韓国の半導体の市場シェアが年々上昇しているのに対して、日本は減少していて、韓国が半導体のシェアで日本を抜いたのは、1980年代から三星電子を中心に半導体の生産に乗り出して以来、初めてとなります。
1位は、市場シェア50%を上回るアメリカで、4位は8.7%のヨーロッパ、5位は6.5%の台湾でした。
しかし、韓国は半導体のなかでも、メモリーの販売額が全体の66.5%を占めているのに対して、次世代の半導体とされるシステム半導体は5.8%と、上位5か国のうちもっとも低く、メモリーだけに偏っているという指摘も出ています。