ことし9月に仁川(インチョン)で開かれる第17回アジア競技大会を半年後にひかえて、仁川では、競技場や選手村など施設の整備が着々と進められています。
西区連喜洞に新しく建設されている6万人あまり収容のメインスタジアムは、現在、工事の進み具合が92%で、来月末には地下1階、地上4階、延べ10万5000平方メートルの建物が完成する見込みです。スタジアムの外観は、仁川の海を象徴する波が風になびく様子をイメージしており、ここで開会式と閉会式、それに陸上競技が繰り広げられます。
このほか16の競技場と、参加国の選手団と取材陣が滞在する選手村も、整備が進められていて、来月末には完成する見込みです。
一方、入場券は発売開始から2か月経っていますが、まだ目標額の355億ウォンの3%に過ぎないなど、大会への関心が低いことが課題となっています。このため組織委員会では、アジア競技大会の広報大使を務める男性3人のアイドルグループJYJ が登場するプロモーションビデオを制作するなど、大会への関心を高めることに力を入れています。
仁川アジア競技大会は、ことし9月19日から10月4日まで開かれます。