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経済

韓国の貿易黒字 円安でも過去最大

Write: 2014-03-18 08:50:05Update: 2014-03-18 08:50:05

韓国の貿易黒字 円安でも過去最大

韓国の貿易収支は円安などの悪材料にも関わらず、去年は、これまででもっとも大きい貿易黒字となったのに対して、日本はもっとも大きい貿易赤字でした。
韓国産業研究院は17日、「円安以降の韓国と日本の貿易収支の比較」という報告書を発表しました。
それによりますと、韓国の貿易収支は、2004年には294億ドルの黒字でしたが、円安の影響で、2007年には146億ドルと、ほぼ半分にまで減少しました。しかし、その後は徐々に回復し去年はこれまででもっとも大きい441億ドルの黒字になりました。
これは、半導体や携帯電話、ディスプレー、船舶など韓国の主な輸出産業の競争力が向上し、円安の影響を受けにくくなったためとみられます。
これに対して、日本は、安倍政権発足後の円安政策で価格競争力が改善したにも関わらず、去年の貿易収支は、これまででもっとも大きい1176億ドルの赤字となりました。
その原因としては、円安なのに、日本のドルベースの輸出が10.5%と大幅に減少したことや、日本で2000年代に入ってから電子産業を中心とする製造業の競争力が弱まったことなどが挙げられています。
また、中国で領土問題をめぐる日本との対立から、反日感情が高まり、日本製品の不買運動が広がったため、韓国製品が利益を得たことも原因とされています。
しかし韓国産業研究院は、「日本企業が円安を背景に、製品価格を大幅に引き下げれば、韓国の輸出が打撃を受けかねないため、円安の長期化には備える必要がある」と指摘しています。

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