韓国の就業者数がこのところ大幅に増加したのは、女性や高齢者の就職が増えているためという見解が民間の研究院から出されました。
民間シンクタンクのLG経済研究院によりますと、ことし1月と2月の女性就業者数は、前の年の同じ月に比べて平均で35万人増えており、なかでも50代以上の高齢者が占める割合は女性就業者全体の48%に上っているということです。
韓国では、ことし1月の就業者数が去年1月に比べて70万人増えたのに続いて、2月の就業者数は去年2月より83万人増え、12年ぶりの大幅な増加となっています。
これについてLG経済研究院は、「政府が女性の就職を支援する方策を打ち出していることや、平均寿命の増加、高齢化などの影響で、女性や高齢者の就職が増えており、全体の就業者数の増加につながっている」と説明しています。