15日で発行から2年目となる韓米FTAにより、韓国のアメリカ向け輸出はこの2年間で、自動車部品や化学製品などを中心に6%増えたことがわかりました。
韓国貿易協会が13日にまとめたところによりますと、韓米FTAが発行した2012年3月からの2年間、韓国の輸出全体の増加率が伸び悩んでいるのに対し、アメリカ向け輸出は2012年が585億3000万ドルと前の年に比べて4.1％増えたほか、去年も620億5000万ドルと6％増えています。
品目別の増加率では、自動車部品をはじめとする輸送機械が年平均17％で最も高く、化学製品や石油製品などの輸出の増加幅も大きくなっています。
また、FTAによる打撃が懸念されていた農水産食品の輸出も13％増えました。
韓国製品のアメリカでのシェアは、2011年は2.57％だったのが、2013年には2.75％とやや拡大しています。
一方、アメリカからの輸入は、半導体や航空機、穀類、飼料などを中心に輸入が減ったことなどから、2012年は2.8％、2013年は4.2％、それぞれ減少していますが、関税が8％から4％に引き下げられたアメリカ製自動車の輸入は、年平均50％拡大し、韓国の輸入車市場で日本を抜いて2位となりました。