韓国と北韓が統一すれば、2050年には経済規模で世界8位となり、1人当たりGDP=国内総生産は8万6000ドルに達するという予測が、現代（ヒョンデ）経済研究院によってまとめられました。
全国経済人連合会が、11日、統一問題の専門家らを招いて開いたシンポジウムで現代経済研究院が発表したところによりますと、統一直後は、北韓の経済再建や北韓住民への支援、社会の混乱など、費用がかさみますが、韓国が必要とする地下資源が北韓にあることや、国防費を減らすことなどから、長期的にはメリットが大きいとしています。
また南北が統一すれば、人口が7400万人になり、GDPは2015年の1兆6430億ドルから2050年には6兆5600億ドルと4倍に増え、世界第8位の経済大国になるとしています。
さらに1人当たりGDPは、当面は伸び悩むものの、2050年には8万6000ドルとなり、日本、フランス、イギリスを上回るとしています。
現代経済研究院は、「統一を新たな成長エンジンにしていくには、当面の統一費用にとらわれず、永久に続くメリットに焦点を合わせて、思い切って投資する必要がある」と強調しています。