韓国、日本、中国の3か国によるFTA=自由貿易協定の締結に向けた4回目の交渉会合が7日まで韓国で開かれ、関税撤廃の交渉の枠組みをめぐって合意に至らず、引き続き協議していくことになりました。
韓国、日本、中国の3か国は、FTA=自由貿易協定に向けた交渉会合を去年3月から協議を始め、今回4回目となる協議が7日までの4日間、ソウルで開かれました。
会合では、どの程度の割合の貿易品目で関税を撤廃するかなど、関税撤廃の交渉の枠組みをめぐって協議が行われましたが、結局合意することができず、3か国は、次の交渉会合をことし7月に中国で開くことを決め、引き続き協議していくことになりました。
今後の交渉について、韓国産業資源部の関係者は、「東アジアの経済統合の土台を設けるという原則のもと、韓国と中国とのFTAやRCEP=東アジア地域包括的経済連携の交渉との一貫性を持って臨んでいく」と強調しています。