旧日本軍慰安婦の問題に関連して、日本政府が反省とお詫びを示した河野談話の作成過程を検証する考えを示したことに対し、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は5日、スイス・ジュネーブで開かれている国連人権理事会で演説し、「歴史的真実から目を背けた反人道的、反倫理的処置だ」と指摘し、日本の姿勢を非難しました。
このなかで、尹長官は、紛争地域における性的暴行について、「国際社会が多くの努力を傾けてきたが、今でも世界各地の紛争地域で横行している。その実証的な事例が日本植民地下の旧日本軍慰安婦問題だ」と指摘し、「この問題は、被害国と日本の間の問題だけでなく、人類の普遍的人権問題で、いまなお続く現在の問題だ」と強調しました。
また、尹長官は、「最近になって、一部の日本の政治指導者が慰安婦問題に対する日本軍の関与と強制性を認め、反省とお詫びを示した20年余り前の官房長官談話まで否定しようとしている」と述べ、安倍政権による河野談話の見直しに向けた動きを批判しました。
さらに、尹長官は、「当時のおぞましい記憶の中で精神的、肉体的苦痛に耐えてきた旧日本軍慰安婦被害者の名誉と尊厳を再び踏みにじるもので、歴史的真実から目を背けた反人道的、反倫理的処置だ。このような状況で日本政府が『女性が輝く世の中を作るために努力する』と主張するのは二重の態度」と批判しました。
韓国の外交部長官が国連などの国際舞台で「日本軍慰安婦」と直接的な表現を使ったのは今回が初めてです。