先月の消費者物価上昇率が1%と低物価基調が続いていますが、農産物価格の値上がりやウクライナ情勢の悪化などに伴って、原油価格の上昇などにより、今月は物価が上昇する可能性が出てきています。
統計庁が4日に発表したところによりますと、2月の消費者物価は、去年の同じ時期に比べて1%上昇し、去年からの低物価基調が続いています。
こうした物価安定は、去年2月に比べて生鮮食品の価格が12%下落するなど、農畜水産物の値段が下がっていることや、原油価格が下がっていることなどが背景にあるものと分析されています。
だだ、先月の天候不良により、青唐辛子やピーマンなどの野菜の値上がりが徐々に進んでいるほか、ウクライナ情勢の悪化などに伴って原油価格が上昇していることなどから、今月は、物価が上昇する可能性が高くなるとみられています。
企画財政部としては、今後も物価の安定を目指して、物価上昇につながる要因に対して、早めに対応していくとしています。