政府が進めている遠隔医療などの医療政策に反発している大韓医師協会は、来週10日、全国の病院で診療を休むストライキを行うことになりました。
大韓医師協会が3日、明らかにしたところによりますと、まず来週10日は救急センターや集中治療室などを除く全ての病院で診療を休み、翌11日から23日にかけては、1人の患者に15分間かける診療や1日8時間、週40時間の勤務時間を守るとしています。そして今月24日から29日までの6日間は、救急センターや集中治療室なども含む全面的なストライキに入るとしています。
大韓医師協会は、政府が進めているデジタル通信を使った遠隔医療や医療の営利化政策に反発するとともに、健康保険制度の抜本的な改革を求めています。
これに対して保健福祉部は、大韓医師協会のストライキは国民の生命と健康を犠牲にして既得権益を守ろうとする集団行動であり受け入れられないとして、対策を講じるとともに、ストライキが法律違反にあたらないかどうか公正取引委員会に判断を求めています。