中国における電気、電子など製造業部品の需要が急増するなか、中国と日本の関係悪化なども影響して、去年の中国の輸入市場のシェアで、韓国製品が初めてトップとなりました。
韓国貿易協会のまとめによりますと、中国の輸入市場での韓国製品のシェアは、2012年は9.17%でしたが、去年2013年は9.24%まで拡大し、日本を抜いて初めてトップになりました。
これまで中国の最大輸入相手国だった日本は、一昨年の9.78%から去年は8.19%にまで下がって2位となっています。
これは、中国の電子機械産業が最大の輸出産業として浮上し、部品の需要が急増しているなか、日本との関係悪化などが影響したものとみられています。
去年一年間、中国が輸入した韓国の製品は、電子直接回路が前の年より15%近く増加した452億5000万ドルで最も多く、次いで21%近く増加した無線通信機器部品の100億7000万ドルなどとなっています。
これによって韓国の輸出全体に占める中国の割合は、26.1%と過去最大になりました。