2月の韓国の輸出は、円安やアメリカの量的緩和の縮小などにもかかわらず、増えたことがわかりました。
産業通商資源部がまとめた暫定統計によりますと、2月の輸出は429億8900万ドル、輸入は420億6400万ドルで、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は、9億2600万ドルの黒字で、2012年2月から25か月連続の黒字となりました。
輸出を品目別にみますと、スマホなど無線通信機器や半導体、自動車が増えましたが、石油製品、液晶パネル、船舶の輸出は減りました。
そして円安の影響で、日本への輸出の伸び率は9.5ポイント下がりましたが、史上最大幅の減少率となった1月や去年12月と比べると、やや改善した数字となりました。
産業通商資源部は、先進国の景気回復などを受けて、4月以降は輸出の回復が本格化するものと期待しています。