韓国の家計負債の総額は、去年末の時点でおよそ1021兆ウォン、97兆円余りとなり、初めて1000兆ウォンを超えたことがわかりました。
韓国銀行が25日に発表した家計信用統計によりますと、去年第4四半期の家計負債は、前の四半期に比べて27兆7000億ウォン増え、1021兆3000億ウォン、97兆円あまりとなっています。
このうち、住宅担保貸出が前の四半期より12兆ウォン近く増え、増加幅が最も大きくなっています。
この背景には、政府が不動産に関する規制を緩和したことで、住宅の購入需要が回復したことなどがあると分析されています。
家計負債の総額は、統計を取り始めた2002年第4四半期には460兆ウォンあまりでしたが、2005年にはおよそ500兆ウォンとなり、その後も毎年6%から11%ずつ増え、この8年で2倍に膨れ上がったことになります。