ソチ冬季オリンピックの女子フィギュアスケートで、ロシアのアデリナ・ソトニコワ選手がフリーの得点で韓国のキム・ヨナ選手を上回って金メダルを獲得したことについて、大韓体育会と、大韓スケート競技連盟は、IOC=国際オリンピック委員会と、ISU=国際スケート連盟にそれぞれ判定に疑問があるとして、確認するよう要求しました。
このうち、大韓体育会は22日、会長名義の文書をIOC=国際オリンピック委員会に送り、判定結果について遺憾の意を表明するとともに、IOCの公式立場の表明を求めました。
一方、大韓スケート競技連盟も、21日、ISU=国際スケート連盟の会長に対して、規定と手続きに問題はなかったかどうかについて確認を要請し、ISU会長は「確認する」と回答したということです。
今回の問題では、世界的な署名運動サイト「Change.org」で、国際スケート連盟に判定の調査と再審査を求める署名運動が行われていて、22日午前9時までに178万人分を超える署名が集まっています。
キム・ヨナ選手の銀メダルが確定したフリープログラムの視聴率は、地上波テレビのKBS、MBC、SBSの3社を合わせて30.1%、前日のショートプログラムが33%で、いずれも韓国時間の夜明け前に行われた競技にもかかわらず、関心が高かったことをうかがわせています。