韓日関係が冷え切っているなか、日本における韓国音楽の著作権使用料は、去年、前の年の60%にまで減少し、韓国音楽の人気が落ちこんでいることをうかがわせています。
これは、韓国音楽著作権協会が 17日、明らかにしたものです。
それによりますと、去年、日本音楽著作権協会から受け取った韓国音楽の著作権使用料は、67億ウォンあまり、およそ6億4000万円で、前の年の110億ウォンあまり、およそ10億円に比べて60%に減少しています。
日本における韓国音楽の著作権使用料は、そのほとんどがドラマなどの主題歌や挿入歌の使用料となっていて、海外からの収入の70%から80%を日本での使用料が占めていました。
日本での音楽著作権使用料が減ったことについて、韓国音楽著作権協会では、韓日関係の悪化などによる反韓感情の広がりなどにより、NHKなど地上波放送での韓国の番組編成が大きく減ったことを主な要因として挙げています。
また円安の影響で、この1年間で著作権使用料におよそ10億ウォンの為替差損も生じているということです。
日本での韓国音楽の著作権使用料は、韓流ブームに支えられて、2010年に35億ウォンから2011年には94億ウォンと3倍近くに増え、2012年には初めて100億ウォンを上回る伸びをみせましたが、去年以降、急速に減ったことになります。