去年の韓国銀行の貨幣発行残高の増加額は、5万ウォン札の発行が増えたことなどから、初めて9兆ウォン、およそ9800億円を超えました。
韓国銀行が16日に明らかにしたところによりますと、去年末時点の貨幣発行残高は63兆3700億ウォン、およそ6兆2000億円で、1年前に比べて9兆ウォン、9800億円余り増えています。
発行貨幣の増加額が9兆ウォンを超えたのは初めてで、これまでで最も大きかったのは、アジア通貨危機の最中だった1999年の6兆6000億ウォンでした。
また、去年の発行貨幣の増加率は17％で、グローバル金融危機を乗り切るために流動性を大幅に拡大し、21％となった2009年以降では、最も高くなっています。
去年、発行貨幣残高が大幅に増えたのは、5万ウォン札の発行が前の年に比べて7兆9000億ウォン、7800億円も増えたことが大きな要因とみられています。