韓国では、財閥系の三星グループと現代自動車グループの営業利益が企業全体の営業利益の30%を初めて超えたことがわかりました。
財閥情報専門サイトの財閥ドットコムのまとめによりますと、2012年における資産規模上位10位の財閥グループの営業利益は、合わせて61兆2000億ウォン、およそ6兆円で、これは韓国企業全体の営業利益の43%余りを占めています。
このうち、三星グループと現代自動車グループの営業利益を見ますと、合わせて43兆ウォン、およそ4兆2000億円で、企業全体の営業利益の30.4%を占めています。
二つの財閥グループの営業利益が企業全体の営業利益に占める割合が30%を超えたのは初めてです。
全体の利益の中で、特定の企業グループの占める割合が大きくなっていると、何らかの要因で経営が悪化した場合、経済全般に与える打撃が大きくなるとの指摘もあり、今後の対応策が問われることになります。