交渉が大詰めを迎えているTPP=環太平洋パートナシップ協定への参加に向けて、韓国政府は13日のアメリカを手始めに、ほかの5か国とも相次いで予備的な2国間協議を行うことになりました。
これは、産業通商資源部が10日に明らかにしたものです。
それによりますと、韓国の首席代表を務める産業通商資源部の崔京林(チェ・ギョンリム)通商次官補は、今月13日、ワシントンで、アメリカとの予備的な2国間協議を行うということです。
アメリカ通商代表部のカトラー次席代表代行は先月、TPP交渉は事実上終わりの段階に入っており、韓国が協定の締結前に交渉に加わるのは難しいとの考えを示していて、今回の協議は、韓国のTPP参加時期を見計らう場になるものとみられます。
アメリカは、韓国がTPPに参加するためには、両国間の通商懸案の解決と、韓米FTA=自由貿易協定の完全な履行が先に行われなければならないとの立場を示していて、今回の協議の結果が注目されています。
政府は、そのあと、15日にはメキシコ、17日にはチリ、21日にペルーとマレーシア、23日にシンガポールとの間で、予備的な2国間協議を行うことにしています。