韓国で近く大規模な韓米合同軍事演習が行われることなどを理由に、北韓が離散家族再会に向けた協議に応じない姿勢を示したなかで、韓半島有事に備えて毎年行われる韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」と野外機動訓練「フォールイーグル」が来月から始まり、南北関係が再び悪化するおそれが出ています。
国防部が9日に明らかにしたところによりますと、来月下旬から3月初めまでの2週間にわたって、韓米連合司令部が主導して、有事の際に韓半島を防御するための「キー・リゾルブ」と名づけた訓練が行われたあと、実際に韓米両軍が参加する訓練の「フォールイーグル」が4月末まで続くということです。
去年の「フォールイーグル」は、北韓が3回目の核実験を行ったあと、韓国戦争の休戦協定白紙化などを一方的に宣言し、南北間の軍事的緊張が高まるなかで、韓国軍20万人余りと、アメリカ軍1万人余りが参加して行われていますが、ことしは、参加戦力を公開せずに行う可能性もあるということです。
これに先立って、金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は先月、全軍の主要指揮官とのテレビ会議で、「北韓が来年1月下旬から3月初めまでに挑発に出る可能性が高い」として、警戒態勢を強化するよう指示しています。
国防部のキム・ミンソク報道官は9日の定例記者会見で、「軍が存在する限り軍事訓練は必要だ。『キー・リゾルブ』と『フォールイーグル』は防御目的の訓練である」として、韓米合同演習を中断する理由がないとの立場を示しています。