鉄道公社の労働組合が続けているストライキで、業務妨害の疑いで逮捕状が出ている首席副委員長ら組合員4人が24日夜からソウル市内の曹渓寺に逃げ込んでろう城を続け、寺の周辺では物々しい雰囲気に包まれています。
全国の鉄道職員で作る鉄道労組は、KTXの一部分割化と子会社化に反対して今月9日からストライキを続けていて、警察では、ストを主導する首席副委員長ら組合員4人について、業務妨害の疑いで逮捕状をとり、検挙に乗り出しましたが、この4人は、24日夜からソウルの曹渓寺に逃げ込んでろう城を続けています。
首席副委員長は、25日夕方記者会見し、「警察が民主労総本部にまで突入するなか、行ける場所はここしかなかった」と述べ、「事態が一日も早く収束するよう、曹渓寺関係者が仲裁などに努力してほしい」と訴えました。
これに対し、曹渓寺では、26日、「切なる気持ちで仏陀のもとに入った労働者を見捨てることはできない」として、4人を保護する考えを示しています。
警察も、宗教施設への強制突入には慎重な姿勢を示していて、ろう城が長引く可能性もあり、鉄道公社の労使双方は、ソウル市内で午後4時から交渉に入っています。
一方、ストの影響で、列車の運行数は高速鉄道KTXが平時の73%、セマウル号が56%、ムグンファ号が62%の間引き運転となっているほか、貨物列車の運行率は平時の30%となっていて、このままストライキが続いた場合、来週からは、さらに大きな影響がでることが予想されています。