韓国の現代・起亜グループがアメリカで販売した自動車の一部をめぐって、アメリカの消費者が燃費性能の水増し表示で経済的損失を被ったとして起こした集団訴訟で、現代・起亜グループは和解に応じ、原告側に3億9500万ドル、およそ410億円余りを支払うことになりました。
これは、AP通信が24日、現代自動車と起亜自動車のアメリカ支社がそれぞれ声明を発表して明らかにしたと伝えたものです。
それによりますと、現代自動車は、2011年から2013年までに販売された一部のモデルの購入者に対し、2億1000万ドル、およそ220億円を支払うほか、起亜自動車も最大で1億8500万ドル、およそ190億円余りを支払うことにしたということです。
韓国の現代・起亜グループがアメリカで販売した自動車の一部車種については、アメリカ環境保護局が去年末に、燃費を誇大表示していたと発表して以降、アメリカやカナダで集団訴訟が相次いでいました。