韓国の京畿(キョンギ)道坡州(パジュ)市の「敵軍墓地」に、仮埋葬されている中国共産党軍兵士の遺骨について、韓国と中国政府が中国に引き渡すことで合意し、遺骨の発掘作業が19日から始まりました。
これは、国防部の関係者が明らかにしたもので、韓・中両政府は、数回にわたる実務協議で合意したものです。
これによって、坡州市の「敵軍墓地」では、韓国戦争などで韓国内で戦死し、仮埋葬された中国共産党軍兵士の遺骨の発掘作業が19日から始まったということです。
発掘した遺骨は、乾燥や鑑識などを経て、来年4月頃に中国政府に引き渡される見通しです。
遺骨の引渡しは、朴槿恵(パク・クネ)大統領が今年6月に中国を訪問し、中国の劉延東副首相と会談した際に提案したものです。
韓国政府は、1981年から1997年にかけて、中国共産党軍兵士43人の遺骨を板門店の軍事停戦委員会を通じて中国側に引き渡していましたが、その後、北韓が引き取りを拒否したため、遺骨の引渡しは中断されたままとなっていました。