去年12月19日の大統領選挙から1年。
韓国では、大統領選挙への国家情報院の不正介入事件などをめぐって、与野党が激しく対立する一方、新党結成の動きなども出て、政局の混迷が続いています。
2月25日に誕生した朴槿恵大統領は、当初から高い支持率を維持してきましたが、大統領選挙に国家情報院などの国会機関が不法に介入していた事件や経済民主化と福祉に関連した公約が後退したことなどで、批判が強まり、最近では50%程度の支持率となっています。
一方、大統領選挙の野党候補だった文在寅議員は、選挙のあとは政治の表舞台に登場することはあまりありませんでしたが、先月末に本格的に政治活動を再開し、先月末の記者会見で、次の大統領選挙に再び立候補する考えを示唆するなど、与党との対立姿勢を強めています。
一方、大統領選挙直前に、立候補を辞退した無所属の安哲秀議員は、今月8日、新党結成に向けて「新政治推進委員会」を発足させ、今でも支持を集め、政界再編につながるかどうか注目されています。
大統領選挙から1年となる韓国の政局は、選挙で戦いの軸となった朴槿恵大統領と民主党の文在寅議員、無所属の安哲秀議員の3人による構図が今も色濃く残り、激しい与野党の対立に加えて、政界再編の動きも重なって、混迷が続いています。