アップルの一部の製品について、三星電子のメッセージング技術の特許3件を侵害しているとして、三星電子が訴えていた裁判で、ソウル中央地方裁判所は、12日、三星電子の訴えを棄却する判決を言い渡しました。
判決では、三星電子が特許を侵害していると訴えていたアップルの一部製品の技術について、「すでに常用化している技術であり、特許としての明白な進歩性が認められない」と判断し、訴えを棄却しています。
この判決に対して、三星電子は、「裁判所の決定に失望している」としたうえで、「知的財産権を保護するため、今後も必要な措置を講じていく」として上訴する姿勢を示しました。
三星電子とアップルは世界で相次いで特許訴訟を繰り広げ、現在、9か国で50件余りの裁判が進められていますが、アップルが三星電子を相手取りドイツで起こした特許侵害訴訟は、11日、アップルが敗訴しています。