韓国が初めて、中国にとって最大の輸入先国になったことがわかりました。
産業通商資源部が5日公表したところによりますと、今年1月から10月までの韓国から中国への輸出額は1500億ドル、およそ15兆3000億円となっています。これは、中国全体の輸入額のうち、9.4%を占めていて、去年まで最も高かった日本を抜き、韓国が中国に向けた最大の輸出国となりました。
2位は日本で、次いで台湾、アメリカの順となっています。
一方、韓国の輸出先を地域別に見ますと、中国を含めたアジアの割合が61%で最も高く、1990年に38%だったものが、10年後の2000年には47%へと10ポイント近く増加したあと、今年は60%を上回っています。
これに対して、北米向けの輸出は、1990年に32%だったものが、2000年には23%にまで減ったほか、今年は12%と、10%台にまで下落しています。